雑記。身近な人がコロナであと一歩でさよならだった話を聞いてびっくりした。

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久しぶりに外食をしてきた。仲の良い店主がやっているお店。どこから食材を仕入れてるかも一緒についてってみたことがある。それくらい仲が良い。

お店に入るといつもと同じ軽快な「よっす。」。

お、調子は良さそうだ。

このコロナ騒動な中、なんとか今日まで営業していることにありがたさを感じながら、名物の唐揚げと土鍋、そして農園でこのお店専用のオーガニック栽培されているというレモンがはいったレモンスカッシュを飲んできた。

エンタメと飲食、どちらもこのコロナでダメージを受けた筆頭な業界だけに色々とお話をしていたら、実はやばかったみたい。

三年前に開店した二店舗目は今月末で閉店をするらしい。そして大事な本店の方は緊急事態宣言があり、この半年以上実はお店を閉めていたらしい。

SNS等はやっているがそんな情報がでてなくて正直びっくりした。

あまり言わないようにしていたらしい。

本当に美味しいものをがんばって作っている生産者の食材を届ける、そんな思いで開いた飲食店の五周年はあっさりとコロナで静まり返った。

しかし閉めていた間も料理人の行持か仕入れはやっていたらしい。

仕入れて仕込んでは開店しようとぎりぎりまできて、やっぱり開けれなかったことが何度もあったらしい。

そして、自身も明日は首をくくろう、そんなギリギリまで追い込まれていたときいてびっくりした。

コロナに気をつけるのは大切。一方で絶対正義のようなもので本当に終わりを告げたお店や人がいる。もしそれが家族だったら・・。

実際に自分の身に死が迫っていない人、関係ない職種の人にはなかなか伝わらないかもしれない。ただただ悪にみえるかもしれない。

ロビー活動が弱いことにより飲食店が狙い撃ちされているようにも見えてしまう次の緊急事態宣言、どうやって乗り越えるのか。

夕方からの営業がメインなだけに本当に色々頭をかかえているみたいだった。

芸術関連では8割の収入減というニュースが出てたが体感としてもあっている。僕もそれくらいだ。

もし8割収入戻るよ、といわれれば、明日首をくくろう、と思えるところまでいかないようになるなら、いつだって時短なんてするだろう。

自分に関係の場所にいればいるほど絶対正義の剣で遠くの人をやっつける。きっと彼もそれに少し傷つけられたのかもしれない。

空いている店が悪にみえてしまうなら、お互いに8割収入を減らしてから話をしたい、そう思う。その時その剣はきっときれない剣になっているだろう。

次の日には首をくくるかもしれないので、なるべく早く話さねば、本当にそれくらい追い込まれることがあるのだ、なんとかして乗り越えねばいけない。

そんな彼は僕の毎日のジャズの配信でつい先日見にきてくれて投げ銭をしてくれた。きつい状況はお互いに変わらないのに。

僕はその投げ銭をもって今日、彼のお店でその何倍も食事をした。おいしかった。

この名物の唐揚げがいつまでも食べれますように。また食べに行こう。営業時間内に。

「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。見てるだけで音楽やジャズや文化が詳しくなる動画を投稿しています。
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