これからの知識の話をしようと思う。
この夏はかき氷をなるべくたくさん食べることに情熱をそそいでるかねこせんせーです。こんにちはです。
ところで最近「知識は"点"ではなく"線"でもつことが大事」も思ってます。きっかけはコロナ禍くらいからマイブームになってる歴史です。でもなぜかわからず。けど必要だなと。その"なぜ"が毎日の配信で話してたら「言語化できそうかも?」と思ったのでnoteに書いてみたいと思います。テーマは点と線の知識です。
"点"で持つ知識
知識を"点で持つ"とは何か。
今回、点で持つ知識の例にピアノ教材でお馴染みの「バイエル」を使いたいと思います。
バイエルは昔から日本でお馴染みの子供用のピアノの教則本です。ところが最近はバイエルを使わずバーナムやバスティンを使う先生が増えてます。
なぜ?と講師に聞くと、これらは難易度が緩やかに上がるよう調整されており、モチベーションを保つ工夫もされてます。それにバイエルは途中で途端に難しくなるから使いにくいのだそうです。
知識を点で持った後のバイエルの評価は『昔からのピアノ教材のバイエルは今の時代に合わずダメで、バーナムやバスティンは良い』となりそうです。
"線"で持つ知識
では今度は知識を"線"で持ってみます。
バイエルがピアノ教則本を出したのは1850年。これ以前にすでに有名なピアノ教本がいくつかありました。
(ピアノができたのが1700年ほどなのでそれ以降のもで、著者名のみ記事テーマを優先して簡易に取り上げます。)
1753年 エマヌエル・バッハ
1765年 レーライン
1804年 ミュラー (レーライン本 改訂版)
1850年 バイエル
1750年以前も教則本はありましたが、経験者の母親が子供に教えたり、レッスン室のみでの講師独自の経験・指導法なども多かったようです。
そんな時代にエマヌエル・バッハが書いた本は革命的でした。レッスン室での専門的な内容の本を出したのです。本を読めば専門家の知識に触れることができるようになったのです。この教則本は楽譜は少なく文字がほとんどでした。一言でいうなら「音楽知識の本」といえます。
そして、1765年にはレーラインが新たな革命を起こします。上記のエマヌエル・バッハの本は良書でしたが専門的であり内容はほぼ文字でした。ここに注目したレーラインは初心者向けに、文字を減らし、基礎を学ぶ曲を作り、楽譜を中心にした本を出しました。一言でいうなら「音楽知識と基礎曲の本」といえます。
そして1804年にはミュラーが文字情報は引き続き少なめに、曲(基礎)もあり、さらに指練習曲(テクニック)を追加した本を出します。こちらは「音楽知識と基礎曲とテクニック曲の本」といえます。
そして1850年にバイエルが教則本を出します。文字数をさらに減らし必要最低限にして、基礎曲は片手ずつ始められるようさらに難易度を緩やかに、指の練習曲も調整しました。ミュラー本に大幅なアップデートを施した現代に続く教則本の始まりとも言える内容になりました。
そして当然バイエル以後も教則本は出ます。
1901 エルネスト・バンド・ベルド(メトードローズ)
1937 トンプソン
1950 バーナム
1963 バスティン
バイエル以後の教則本をみると、それ以前の内容をアップデートしたり、基礎とテクニックを分けて本を書いたりなど、以前のものを参考にして工夫した内容になっていってます。
そういった数々の著者のアップデートの末にバーナムやバスティンといった現在の教則本があります。
さて、いま知識を線でもちました。そうするとバイエルへの評価は「多くの著者の文脈の中で作られた作品」ということがわかります。
"点"と"線"の評価の違い
点で持った場合は、点同士で比べるしか方法はありません。双方を理解する間の知識がないためです。そうなると「バイエルはダメ、バーナムは良い」という「優劣型」になります。
線で持った場合は「バイエルなどの教則本を参考にして作られたのがバーナムやバスティンである」という文脈型になります。
文脈型と優劣型
文脈型の知識の持ち方をすると、自身の考え方のアップデートにつながります。例えば「新しいものを見つけるために過去のものをしっかり勉強してみよう」などです。
優劣型は、点同士を比べて優劣をつけることで良いものを一つ作ります。お手本が存在してわかりやすくなる一方で、悪い方の知識を参考にはしません。そして悪い知識のためにその周辺の知識も手に入れません。
線で持つには歴史が大切
ここまで色々書いてみましたが、知識を線で持とうとすると間を埋めるための情報が必要になります。点と点を繋ぐ情報。その情報を得るために歴史が大事ということだったのだと気付きました。
そして、どんな点の情報に対しての線の情報を得るかによって知識の種類は枝分かれしそうな気もしてます。ここに関してもぼんやり思っていることがあるので別の機会に書いてみたいと思います。
これからの知識とは
ここからは未来の知識の持ち方について考えてみます。私は過去の知識の持ち方は点だったと考えてます。「答えは一つ」や「善悪」で物事を考えるのは昭和の文化をみてるとしっくりくるためです。そして現在は線で持つことが大切と考えます。ではこの先は?
この先は知識を"面"で持つこと。面とは立体的。立体的な知識とは「行動に反映されるような知識」です。
これがこの先大切な知識な持ち方になってくるのではないかと思います。この持ち方や学び方について現状ではテンプレートはないかと思います。強いて言うなら歴史と哲学や死生観がヒントでは?と現時点では思ってますが言語化できません(特に哲学…)。
私の"面"の知識への使い方
私は今回のバイエルの知識を面にしたいと考えてます。具体的にはこのバイエルを通して知った教則本の歴史を踏まえて、ジャズピアノでもこのようなものを作ってみたいと思っています。(今少しずつ作っており、生徒様からフィードバックをもらっています。)
これが面での知識の持ち方の正解か分かりませんが、私はこういった形で点から線、線から面へと知識を変化していきたいと思います。
さて、どのようになるか…。
いつかレッスン室で会いましょう。またね。
⚪︎今回参考にした素敵な本達
・安田 寛
バイエルの謎: 日本文化になったピアノ教則本
・小野亮祐、安田 寛
バイエルの刊行台帳
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「ルールに気付け」アイディアを考える前にルールを考える必要性。
アイディアを出すのが大好きなかねこです。
世の中には「アイディアには価値がない、実行しなければ意味がない」と考える人や、「まだこの国はアイディアに価値を感じない経営者が多い」と考える人もいたりとアイディアに対する意見はたくさんあります。
また、効率的に出す方法やテクニックで出すなんて本もたくさんあります。
先日、カップ麺の食べ比べをしていたら大事なことはルールに合わせることただ一つ、と感じたので今日はこれを書きたいと思います。
有名店コラボのカップ麺食べ比べる
最近カップ麺コーナーで有名店のカップ麺をよく見かけるようになりました。ラーメンの食べ歩きをする僕は自分が言ったことがあるお店のコラボカップ麺がでてなのをみてつい複数衝動買いしてしまいました。
もちろんお店の味とは同じではないのですが、近づけようとしているのが伝わり、中には買いたいなと思いました。値段もも300円弱と上がってきており、それでも有名店コラボが続くのは人気があるからなんでしょう。
そしてそのあと、定番の日清のカップヌードルやペヤング食べてみました。こちらもやっぱりおいしい。
お店とカップ麺どっちが美味しいか
「お店に決まっているでしょ!」という声が聞こえてきそうですが、僕の答えは「比べるものでない」です。
お店とカップ麺はそもそも製造工程も価格帯もターゲットも違います。これは別のカテゴリーと考えるのが普通だと思います。
通常、比べる場合は条件をなるべく近くすることをします。例えばボクシングならそれを体重だったり。スポーツはそもそもルールを決めてその範囲内でどっちが強いか比べ合います。
サッカーで「片方が手をつかって良い」というルールならどっちが強いかなんてわかりません。
カップ麺は保存が効いてお湯を入れたら数分でどこでも食べれる手軽さが魅力です。そして安い。お店はカップ麺の3倍の値段はします。保存は効きませんし、どこでも食べれません。全く違うスポーツ(カテゴリー)と思います。
比べれないものを比べてしまう
大事なこと(ルール)に気付かないまま、比べてしまうとそもそも正確な比較ができません。にも関わらず比べれないもの比べてしまうことはよくあります。
例えば先ほどのカップ麺。お店とは別な商品なのにも関わらずどちらが美味しいかは比べてしまいます。
これは「ラーメン」というコンテンツの共通項で比べているからです。
同じルールであればコンテンツで比べるのはありですが、違うルールのものをコンテストで比べるのはそもそも比較が成立しません。
比べる時はルール、この場合はカップ麺というルールにのっとることが大切です。
ルールに合わせたものの凄さ
有名店コラボは面白くて次のコラボが待ち遠しくもなります。一方でコラボが魅力的ではないと避けてしまいます。
しかし日清のカップヌードルやペヤングは外食をしていたとしてもたまに食べたくなります。
これは、有名店コラボはカップ麺でラーメンの再現をしているのに比べ、定番商品は全て「カップ麺を作っている」からではないでしょうか。
定番商品は飽きのこない味を作っているのではなくて、ラーメンや焼きそば、うどんを再現しようとしているのでもなく、ただカップ麺を作っています。もっというと麺でもないのかもしれません。インスタントでカップに入った乾麺といういくつかルールで作られているのでないかと思います。
アイディアよりルールを考える
何かする場合、ついコンテンツを別のルールの中で再現しようとします。
「ラーメンをカップ麺で再現しよう。」
しかしカップ麺というルールではラーメンはのぞまれていません。
アイディアを出す方法はたくさんあります。プレインストーミングはアイディアを出し尽くしたあとから出すものが大事なようです。最近、私は出し尽くす時間をルールを考えるのに使うようにしています。
アイディアは1000個出しても結局どれだ良いかわからないです。しかしルールに合っているものを出せばそのアイデアの判断が明確になります。
この考えになるのに随分時間がかかりましたが、今後はこの形でやっていこうと思っています。
まとめ
アイディアを考える前にプラットフォームのルールを考える。
ルールを考えたらアイディアを一個出す。
そのルールに合ってるか判断する
あっていれば実行する。あっていなければ合うように調整する。
世の中では漠然と受け入れでいることが多くありますが、その一つ一つを自分の頭で考え直している今日この頃。「ルールに気付け」が僕の最近思ったことでした。頭の整理に書いてみました。
今朝、コンビニよったら北海道の味噌ラーメンの名店「すみれ」のカップ麺が出ていました。帰りにそのカップ麺を買おうと思います。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝7時頃からライブ配信中。一緒に朝からお話ししましょー。
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「そんなの当たり前」という知識だけの危険性。
人生を充実させる方法から最も遠いところにあるものの一つに音楽理論があります。
もしオフィスワークを充実させるならBGMをモーツァルトにするのは良いかもしれない。コーヒータイムにジャズを聞くのもオススメだ。とくにセロニアスモンクなんて最高だ。
オフの日には映画なんていいかもしれない。アウトドアが好きなら釣りや登山も良いかもしれない。いや、友人とレストランで日頃の思い通りにいかない、あんなことやこんなことを笑いながら話すのも楽しいだろう。
家に帰れば家族サービスもいいと思う。たまには自分で夕食を作ってみるのと会話がさらに弾むきっかけにもなるし、長年連れ添ったその人はなれない料理にクスッと笑ってくれるはずだ。
さて、音楽理論はどこにも入る余地がない。もう足りているんだ。
困ったことに僕はその音楽理論が大好きなまま生きていきた。音大でも勉強をしなくてもなぜか成績が良かった唯一の科目だ。
さて、そんな人生の充実に最も遠いところにある(この例えはもういい加減やめようと思う)音楽理論の本を読んでいて気になったことがあった。
ところで、音楽理論の歴史は古く紀元前のピタゴラスまで簡単に遡ることができる。その音楽理論に大事な音程に関するよく知られているピタゴラスの逸話がある。
聴覚に思いを巡らせていたピタゴラスが鍛冶屋の前を通りかかった時、ハンマーで鉄を叩く音を聞いてふと思った。「ハンマーの重さによって音は変わるのではないか」と。そこで重さを2倍、3/4倍などに変えて鉄を叩くとそれに伴って音程が協和に響いた。自宅に帰り弦に重しをつけて吊るし、それを弾いてみるとさっきの音程の件は確信に変わった。
この逸話が本当だとすればそもそもピタゴラスは勘違いをしていたことになる。ハンマーの重さで音は変わらないからだ。
その勘違いが功を奏してかはわからないが弦の長さによって音が変わることを見つけた。そして協和な音程はシンプルな数で表せることも見つけた。
その時によく説明に出てくるのがモノコルドの分割だ。
モノコルドとはモノ(一つ)とコルド(分割)という一本の長さの弦を分割することだ。
そしてそれはモノコードとして音の実験教材としても安価に提供されている。
音楽理論が大好きで人生が充実していないと思われる私は(そんなことはないはずだ、きっと…)、そのモノコードをスマホで何気なくみてハッとした。
「試してみたい。」
音楽理論好きならピタゴラスが見つけた音程を試して実感しなければいけない、そういう思いに駆られた。
音楽理論が好きな私は今までレッスン室で「音程とは」と何度も真理のように語ってきた。しかし私は安価に提供されているにもかかわらずモノコードでそれを確認したことがない。
「何たることか!」
早速購入した。組み立てキットになっているので組み立て早速実際の音程は真理の通りか試した。
愕然とした。なぜなら全然思ったとおりではなかった。
私の知っている真理(試したことはない)では弦の半分の長さで元の弦の1オクターブ高い音が出るはずなのだ。しかし組み上げたモノコードではそれがでない!数センチ横にずらすとオクターブ上の音が出る。
おかしい。ピタゴラスは協和な音程をシンプルな整数にできることを見つけている。1/2の長さでオクターブ。実にシンプルだ。
だけど私の目の前のモノコード(アイキャッチのそれ)は数センチずらさなければでない。つまり…
「シンプルな整数にならない!!」
そうすると、色々思惑を巡らす。例えば「組み立てキットを正確に組み上げてないから」、「精度が高いモノコードなら正確な音程が出る」、「弦の長さの基準は〇〇から〇〇までで考える」など。
いくつか問題点はあるかもしれないし、真理を導き出すにはまだ知らない要素があるのかもしれない。
しかし、僕は答えが決まっている中でそこに向かっている。つまり確認作業をしているだけだ。だから「おかしい!」といっている。
最初に見つけた人は「おかしい!」ということは難しい。そもそもそんな真理はないかもしれないから。ましてや他の要素が揃ってないだけなど考えつかない。
そうなると「僕は一体何を信じていたのだろう」ということになる。
「1/2の長さでオクターブ」という情報を信じきっていた。もちろん試しはいない。しかし音楽を学び始めた時から今まで20年は信じていたかもしれない。
ちなみにピタゴラスの逸話のハンマーの部分は16世紀ほどにようやくおかしいことが指摘されている。それまではみんなハンマーのくだりは信じていたのだろうか。
ハンマーを試したものはいなかったのだろうか。1000年以上も?
それだけ実際に試す人は少ないのだろう。知った気になる方が楽だしコスパは最高だ。確認なんて面倒なだけでもある。
みんながそう思ってるなら確認をせずにそのまま信じてても困ることはない。新たに発見されたらその時信じていけばいい。
きっとそんな流れの中で現象から原理を導き出すニュートンなどが出てきたのだろう。
僕はニュートンではないしそんな偉大な人になれないけど、試してみた。そしたら違う!ってことになった。
しかし科学の世界ではマラン・メルセンヌがメルセンヌの法則という弦の振動数に関する数式を発表し、のちに物理学者のジョゼフ・ソバールがさらに精度を高めた結果を出している。
科学の世界ではやっぱり1/2は条件はあるけどあっているようだ。
それも本当かどうかはもはやわからない。どこかで信じるしかない。世界の物理学者、科学者の多くが正しいといえば僕は信じるよりほかない。
しかし僕は信じても行動に移すかは別だ。メタ分析を信じても行動に移すかは別だ。
何かのメタ分析で「生涯の伴侶はこの人が最適」と出ても信じる思うが行動はしないだろう。
きっと信じることはそんなに重要じゃないのかもしれない。行動することのほうが大切かもしれない。
宗教の歴史を調べていた時に種類によっては「信じればいい、想えばいい」と説くものもあれば、行為を重視するものもある。
そうなると「信じる」と「行動する」は思想の一つなのかもしれない。
現在の僕は行動することに重きを置いている。例えば僕は人から嫌われていても気にしない。その人が僕の用件を聞いくれるなら嫌われてようと関係ないからだ。
一方で用件を聞いてくれないなら信じてくれていても困る。
信じることは精神的で、行動することは現実的だ。もっと現代にすると信じることはメタバース的で、行動することはリアル的だろうか。
行動することによる自分へのフィードバックと信じることによる自分へのフィードバックは大きく違う気がする。
リアルとメタバースを分ける必要がないように、行動も信じることもわける必要はないのかもしれない。
だから信じながらも別の行動をできるのだろう。その辻褄の合わないことところが面白いところなような気がする。しっくりいかないところが1番面白いところな気がしている。
不思議だ。いつからピタッとなるものと思っていたのだろう。
よし、ひっかかりをそのままにしていこうと思う。
ちなみにモノコードの1/2は長さを測る箇所を間違えていたみたいなのと、楽音としての音程がそもそもそこまで綺麗に出るモノではないようなので誤差はあるようでした。
たしかに本を見ると「楽音」という文字がででした。楽音とは簡単に言うと楽器の音です。振動数が割とシンプルなものです。
なるほど。やっぱ他にも要素があったんだなぁ。見つけた人たちすごいな。
「他人の否定」は「自己成長の拒絶」
ジャズ学科ピアノ専攻を卒業してからはや十数年、今や教える側になっていましたが、久しぶりに教わる側になっているかねこです。
何を教わっているかというとクラシックの作曲です。
というのも学生時代、それこそ卒業してからもジャズやポップスの仕事はいくつもしてきました。しかしいつだってクラシックの仕事は全然やってきてないのです。
クラシックの仕事は今までの音楽人生で片手で数えるぐらいです。。
そのため僕の人生はいつしか必ずジャズやポップスの視点で物事を捉えるようになっていました。
「偏らないようにしよう」、そう頭で冷静に考えたところでバランス良く物事を見れるわけではありません。
「偏らないようにする」には頭で「偏らないようにしよう」と唱えるのではなく、「新しい情報のインプット」により別の視点でも物事を捉えれるようになり、その結果以前とは違う結論を導きだせるようになる、ということだと思います。
もっともバイアスがかからないようにするには脳の機能上、ランダムにいい加減に動いてるのでそれを自己が制御するのは不可能では?と思いますが…ここでは偏りを小さくするという意味で書いてます。
とはいえ、正直なところ偏るのは仕方のないことだとは思ってます。
それでは何が嫌なのかというと、わからないことを否定してしまう自分が嫌なのです。
新しいことを学ぶのしんどい作業です。そのため月日を重ねれば重ねるほど「自分を諦めさせる素晴らしい1001の理由」が大人が最も得意とする教科になります。私も満点を取れる得意分野ですが、長くなり本題からずれるので泣く泣くスルーします。。
自分にとって新しいことを学んだ学生時代、その知識と技術を武器に社会に飛び出し無我夢中の日々。月日を重ねて気付けば5年、10年、15年。ある日、誰でも必ずしもそいつに出会います。あの時学んだ新しい知識でわからないものに。
そして当然のように否定をします。そして次の瞬間、人生で最も悲しい瞬間を迎えます。「安心する自分」のお出迎えです。
自分の知っている範囲、できる範囲でしか物事を見ないようになってくると次第に知らないもの、できないものは「常識的に知る必要がない」「できる必要がない」と否定してしまうのです。
そんな自分がいつだって嫌でした。でもみんなもそうだから…大丈夫だった。
でも、コロナになって人とあまり会わなくなり自分自身で考えること・決めることが増えました。
そうなるとあの嫌な自分を直視してしまう。これは…ワクチンが必要だ。
自分を治すワクチンはわかっている。クラシックを学ぶことだ。
ひょんなことから年下の先生に学ぶ機会があり通うことになりました。そして課題で生まれて初めてクラシックの曲を作りました。
「かねこソナタ第1番」
ジャズピアニストがソナタを作ったら…Kaneko Sonata Op-1 - YouTube
コロナではワクチン賛成派、反対派が分かれて舌戦を繰り広げてました。
もしかしたらこのワクチンも賛成派、反対派がいるかもしれない。僕は接種してきます。でもしなくても良いのです。これは病気ではないからです。
もう一つ、コロナと違うのは、…保険が効きません…( ;∀;)
明日もみなさま、素敵な1日を過ごして下さい。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝7時頃からライブ配信中。一緒に朝からお話ししましょー。
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ラーメン二郎に初めて行ったらビックリした。
グルメとは程遠い僕にはお店の新規開拓をする勇気と財力はありません。
しかしミシュランにはビブグルマンという6000円以下の美味しいお店、と言うカテゴリがあります。以下というからには1000円前後のラーメン屋ももちろん含まれます。その他、食べログの百名店を参考に食べ歩きデビューをしました。
コロナ前から食べ歩きを初めてついに様々ジャンルで100店舗行くことができました。そのうちラーメン屋は20〜30店舗ほどです。(まだまだ入門者)
ある日、目的のお店へ食べ歩く途中に行列を見かけました。その行列の先の看板に書いてある店名は「ラーメン二郎」。
目的のお店に行く途中で行列の店を見かけることはたまにあります。その都度確認したするのですが、ラーメン二郎その行列がラーメン二郎なことは何度もあったのです。
そんなことから気になり始めて、ジロリアンなる熱狂的なファンもいることを知り、いつか行こうと「マシマシ」という専門用語や「小ラーメンが普通のラーメン大盛り」という一般常識の勉強は始めるが、タイミングが合わず過ぎ去る日々。
ついに先日近場で用事ができたので「このタイミングだ!」と、帰り道に中山駅にある二郎直系のお店に行ってきました。
結論から言うと「また食べてみたい」です。
昨今の音楽業界はSNSを始めとするサービスやスマホなどのテクノロジーの発達もあり、メジャー業界とインディー業界のクオリティの差はどんどんなくなってきています。
むしろメジャーにはない面白さを高いクオリティに仕上げてしまうインディーは魅力的であるともいえます。そう言った意味では差は無いといっても良いのではと思います。
ところでミシュランの星つきのラーメンは四つあるようです。そのうち三つは行ったことあります。食べログでその時期一位だったラーメン屋さんも行ったりしました。
その他美味しいラーメン屋はたくさんありました。それらがメジャーであるならば、ラーメン二郎はメジャーにインディーの魅力を持ち込んでメジャーにポジションを確立した異端児、そのように感じました。
スープを飲んだ瞬間には「え!?こんな方向から攻めてくるの!?」と今までの経験が効かず、100店舗で喜んでいた僕はあっさり粉々にされました。自信満々のモブキャラが若き天才に一コマで負ける時はこんな感じでしょう。
一コマの僕は振り返りました。ラーメン屋に行きながらもいつもミニ丼や特製ラーメンなどを余裕ぶって注文していたことを。腹の隙間を始めて訪れたラーメン屋でラーメン以外で埋めてたことを恥じました。
食券を買うときにミニ丼がないのを見て「え?!ないの?」と心の中で思ったことは、もしラーメン業界に憲法があるなら私は有罪でしょう。ラーメン屋で丼をまず考えるなど丼空想法違反です。
「小ラーメン少なめ」のみでお腹いっぱいなった僕は今までの経験を木っ端微塵にしたこのラーメンをどう捉えればいいかわからなくなった。
満足と満腹と困惑を抱えたままラーメン二郎を出ると頭の中にジャスが流れてきた。この曲は…セロニアスモンク!?。
あまりに独創的過ぎて大衆になかなか受け入れられない時期があった天才ジャズピアニストのセロニアスモンク。
そうか、ラーメン二郎はセロニアスモンクなのか。
そう思うとすぐに納得した。帰り道にさっそくスマホ
でSpotifyのアイコンをタップして、検索窓に文字を打ち込んだ、「セロニアスモンク」。
もちろん出てくる。「セロ」と打つだけでいい。当然だ。セロニアスモンクはジャズ業界のレジェンド、ジャズジャイアンツだから。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝8時頃からライブ配信中。一緒に朝からお話ししましょー。
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【地下アイドルイベント】日本の物価は上がってない、はホント?嘘?
毎日ジャズピアニストのかねこです。
先日知り合いのイベンターさんに誘われて、僕が以前にサポート演奏したアイドルさんのイベントにライブハウスに行きました。
コロナ禍なので着席しての観覧。キャパは座りで30〜40人くらいの会場でしょうか。
行って何よりびっくりしたのはライブやパフォーマンス、イベントの楽しさ!というよりはある意味、物販の時間でした…。。
僕は7〜8年くらい前に地下アイドルのプロデュースをやったこともあります。ライブも大事ですが物販でのファンとのコミュニケーションがむしろメイン、イベントはいつもそんなイメージでした。
僕が以前にプロデュースしたアイドルグループ
「All of Me」 ジャズアイドルJiPP@大阪 長堀橋WAXX オールオブミー - YouTube
そしてその日のイベントも物販の時間になったので物販の様子を覗いたらまずびっくりしたのが物販なのにグッズがないことでした。
僕がやってた時はリストバンドなんかを作ったり、とりあえずグッズをたくさん用意してました。それが今はチェキのみ。ミニマリズムの波は地下アイドルイベントの物販コーナーにもきてました。
みんなツーショットを撮りながらのファンとのコミュニケーションは楽しそうで、アイドルミニマリズムの波を目の前にしながらも「みんな楽しそうだなー」とチェキの値段を見たら
!?……1枚1500円!!?
僕がやってた時は大体500円が相場で、たまに1000円のグループもあるとかぐらいでした。それが3倍…。「日本の物価も上がったなぁ…」としみじみ思った瞬間思い出しました、ビッグマックインデックスを。
ビッグマック指数は簡単にいうと、マクドナルドは世界中にあるから各国のマックのビッグマックの値段を比べて各国の物価を比較しようってものです。
2022年の日本のビッグマックの値段は33位で390円。7年前の2015年はなんと370円。ほとんど変わってない!
The Big Mac indexOur interactive currency comparison toolwww.economist.com
ちなみに2015年に34位のタイは2022年は25位で443円。物価上がってますね。
ビッグマックインデックス的には日本は物価がほとんど変わってないので、つまりは給料もほとんど上がってないはずですよね。にも関わらずチェキの値段は成長してるのをみると色々心配になりました。
ちなみに当時はライブのチケットも1500円〜2500円くらいがよく見かけた値段でした。今は似たようなライブイベントでも3000〜4500円くらいです。
しっかりと成長してます。
僕は物販の値段やチケット料金が上がるのは悪いこととは思っていません。みんなその売上で活動費や中には生活費も稼いでる人もいるし、持続可能にするためには高い値段で良いものを提供するのは大切です。
でも、それに伴って観にくる方の給料も上がってると良いなぁと思うのです。
今回のことはたまたま僕が観に行ったイベントの話で他では全然違うかもしれないので、話半分に読んでもらえればと思います。
とはいえ、ビッグマックインデックス的にチェキの値段にみんなの給料が追いついてくるのはいつになるんだろう、と参院選を前に色々考えたかねこでした。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストかねこです。毎朝7時頃からライブ配信中。一緒に朝からお話ししましょー。
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日々のつぶやきは、
https://mobile.twitter.com/masaaki_kaneko
毎日ジャズピアニストかねこ
コロナ禍で太った人、痩せた人。ダイエットをしてみた。
この写真はコロナが始まった2020年5月頃で75キロ近くあったかねこです。右の写真は2022年5月で65キロくらい、体脂肪率は16〜17%を行ったり来たり。
コロナになった2020年5月頃、「今しかない!」と思って生活習慣を変えるべくやったことが今も続いてます。今日はそれを紹介したいと思います。
毎日朝のピアノ練習を配信中。雑談ピアノ練習。チャンネル登録よろしくね
https://m.youtube.com/channel/UCBY84nxdL5Kz_g8KsR047RQ
食事
コロナ前は人間ドックに行くと「女性体型ですね。男性にしては脂肪が多すぎます。筋肉をつけましょう」と言われていたかねこです。
食事は100%外食だったのですが、コロナになって外へは行きづらくなりました。そこで自炊をすることになりました。「せっかくするならバランスの良い食事にしよう」そう考えました。
食事のアドバイスの定番フレーズ「バランスの良い食事」。これの具体的なものって全然ないんですよね。そもそもバランスが良いって何だろう。。僕にとって?みんなにとって????
そこでまずは本当か嘘かおいておき「食事摂取基準」を満たすメニューを自分で作ってみました。最初は1メニューでしたが今は4メニューあります。メニューが増えたのは一つだと味に飽きるから。煮物系、カレー系、味噌系、サラダ系、4つくらいあると飽きません。
栄養は表で管理
大体カロリーは1500〜1600ほどに設定しました。そしてこのメニューでずっと今も食べています。カロリーを低めに設定してるのでこれ食べてると自然と体重が減っていきます。
ちなみに4メニュー多くの食材が共通しているので買い物も料理手順も効率化してます。
同じもの食べてると飽きないの?
よく言われるのがこれなんですが、チートデイを作っているので食べ歩きをよくやります。調べて気になるお店に100店舗以上は行っています。
むしろこれがあるからそれ以外の日は頑張れます。
色々な食材をとったほうが良いよ
これも言われるんですが、色々な食材ってどれくらいの種類を取れば良いのだろう。。
僕は週で大体20〜30種類くらいの食材を食べてますが、これは少ないのでしょうが多いのでしょうか。色々調べたんですがわからず。。知ってる方いたら教えて下さい。
あと果物は必ず食べますが時期によって変えてます。キムチも必ず食べるようにしてますが同じメーカのものを買い続けることはしてません。
肉も鶏をベースに牛、豚、羊、をローテーション組んで食べてます。
ただ、これが色々なのか分かりません。正直知りたいところです。
運動
食事の他は週一回60分の筋トレと週1〜2回のHIIT-WBをやってます。人一倍筋肉のなかった僕は最近腕周りが28センチと人並みになりました。。
結果
痩せました。そしてもう一つ、体調がめっちゃ良い!
栄養を食事摂取基準に合わせて摂ると本当に体調良くなりました。あの基準を作ってる報告書のようなもの公開されてるので読みましたが本当大変みたいですね、基準を出すのって。。お疲れ様です。
体調が良くなると、大体何やっても楽しく感じるので幸福度めっちゃ上がるのでオススメです。
まとめ
痩せるためにやった食事と運動。それが結果、ただの日常が楽しく感じるようになりました。
何かをしたり、物を買ったり、どこかに行ったりで幸せを感じるのも良いのですが、1番コスパがいいのは体調良くすることなような気がしてます。
先日、電車で肩がぶつかって喧嘩になってる人を見かけましたが、栄養が足りてないのではないかと最近は本気で思ったりしてます。
幸せは世界のどこにもなくてただただ自分の中にあった、そんなまとめで終わりたいと思います。
ピアノ練習と雑談のかねこのジャズチャンネル。チャンネル登録よろしくね。!
https://m.youtube.com/channel/UCBY84nxdL5Kz_g8KsR047RQ