かねこせんせーのジャズ日記。

ただジャズが好きなだけなかねこの自分との対話を書き記した日記。

未来には、より大きな幻想を追いかける。

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昔の記事を読んで文章力に恥ずかしくなると同時に、今も恥を晒していることに気づいて、もうどうでもいいや、と開き直ってるかねこです。

20ヶ月前の記事を読んでその考え方は今はどうなっているか改めて書いてみるシリーズ。

今日はこの記事、想像力ができる旅行がいい旅行だ、と書いているようです。さて僕は今これについてどう考えているのだろうか。

対話したいと思います。

旅行とは想像力。そのトリガーは土着の人とのコミュニケーションかもしれない。|金子将昭/毎日ジャズピアニスト|note


「生ライブ」は、目の前のものがリアルでもバーチャルでも良い
新しいデバイスやサービスが登場して世の中が変わると、今までなんとなくやっていたこともやらなくなってきたりします。

会議をするだけならリモートですみます。今までなら「とりあえず会おう」だったのが会う必要がないということが浮き彫りになってきます。

なんとなくやっていた複合的なことがインターネットによってピンポイントで浮き彫りにされ、それに必要なやり方を求めるように変化していきます。

ライブもそうです。

やっぱり生ライブが良い。僕は以前そんな事を言っていました。

しかしネットにより価値観が変化して、生ライブが良い、ではなく、それは「体験を楽しんでいる」と細かく分類され、体験とは具体的にファン同士のコミュケーションや盛り上がりを同じ場所で触覚を共有していること、そんなふうに浮き彫りになってきます。

なんとなく生ライブではなく「これらがない生ライブは生ライブとはいえない」というところまで来ています。

生の人を見ているから生ライブだ、というのはどうでしょうか。

もし触覚を共有しないなら目の前にある人型のものはバーチャルとリアルで違いはないかもしれません。

リアルな人間が目の前で歌っているから楽しい、というのはリアルを確認できて初めて言えます。

しかし客席からリアルかバーチャルかを判断することは極めて難しいため、人間自体が生であることが生ライブの必須事項ではありません。

それはスプラトゥーン初音ミクの映像のままライブをして観客が熱狂していることでもわかります。

そうやって新しいサービスやデバイスによって今までざっくりと捉えていた価値観は、さらに細かく分類され浮き彫りになり、それを携えてないものは要件満たさずに、つまりはリモートで良いのに会って会議をしようと言っているのと同じ状態になります。

ライブならライブである要件を現在価値観で満たす必要性がある、ということです。

人に会う現在価値とは
こう考えると旅行が旅行である要件は現在価値ではなんでしょう。

そしてそれにはどんな価値があるのでしょうか。

旅行の景色は全天球型で高解像度でその景色を見れることは言えると思いますが、VRでもある程度できしまいそうです。

地元の人と触れ合うことも結局はリモートでも触れ合えます。

今は地元の人のコミュニケーションこそ旅行に必須なもの、と思っています。が、これから価値観が変わる中でどんなことが旅行の要件になっていくのか、そこに強い興味があります。

全天球で新鮮味が感じる場所でその場所の誰かと触覚をリアルタイムで24時間以上を共有することが旅行になるのか。


現場でしか得ることができない視覚、嗅覚、触覚こそが大事なのだろうか。

VRが出てバーチャリとリアルが区別がつかなくなった時の旅行の浮き彫りになっていく要件はなんなのだろうか。

体感して思うのは「自分がそうであると思っている幻想を追っかける」ということではないかと思う。

ここがハワイと言われてハワイと思いながらその五感を楽しむ、それは自分にはハワイと思い込んでいるのだろうと思う。

実際に飛行機でハワイに行く時に、別のところに行ったとしてもわからない。それどころか飛んでないとしてもわからない。

だから僕は幻想を追いかけているように思う。

こう言った事を考えてこれが世の中のビジネスにどう使えるのか。

人はおそらくバーチャルが進めば進むほど大きな幻想を追いかける、だからそうであると思い込んでもらうべき行動やイメージは与えることが重要。

これが現時点の僕の答えだ。

浮き彫りになって来たとき、これが必要なのかもしれない。しかし、いつの時代もイメージ売っているものはある。ブランドのバックなんて最たるもの。

もしエルメスのバックがデジタルトークンで売られてアバターに着せられるとすればきっと高いお金を払うと思う。

そこにはもはや素材は存在しない。0と1の情報のみ。そしてブロックチェーンによってその価値は担保されるのだろうと思う。

そうやって幻想の度合いが広がっていく、それが現在地点で答え。だからこそ今の考えもしない形の幻想がありそうだ。ブランド、他は聞こえがいいがさてこのブランドのイメージ。きっと奥が深そうだ。

人に会うのもそれがリアルな人と会って楽しんでいると自分が幻想の中にいる限り、そしてそれが自分が幸せと楽しんでいる限り、それはリアルなのだと思う。

バーチャルだけどリアル、きっとこんな言葉が普通になる日はそんなに遠くない日もしている。

僕は毎日ジャズピアニストとして新しい21世紀のジャズミュージシャンの形を追い求めている。

これはバーチャルがリアルか、いや、なんだかフェイクみたいな気がする。

今日のジャズ配信。懐かしのアニソン特集

https://youtu.be/ZFOm9txXW-Q
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毎日ジャズピアニストかねこ