かねこせんせーのジャズ日記。

ただジャズが好きなだけなかねこの自分との対話を書き記した日記。

トークンでこれから買える物が変わっていく

 

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今日もちょっと違った話。ALiSというメディアがある。ブロックチェーンを使った仕組みを採用しており、特徴は記事に良いねをするとALiSトークンが配布される、というもの。

また投げ銭トークンを送ることもできる。共感する記事や、良いなと思った記事にALiSトークンを送れば相手はトークンを得ることができる。

僕も書いており(ブログメディアを併用している理由は先日の記事に)、そこで記事を書き続けてトークンがたまったので使おうと思った。そこで買おうと思ったのが「僕の活動に対する感想」だ。

実際は僕の感想を書いてもらい、そこに僕が投げ銭をすることで買ったことにする、というもの。この辺りは仕組みや利便性、どのような形がこの他人の感想の売買に最適化は今後アップデートを期待される。

実際に感想を売りたい、という申し出があり2件購入し、1件は記事の公開待ちになっている。(こちらの記事の冒頭で確認できる)。

無関心が当たり前なアーティストに感想はありがたい

無名の個人の和風なジャズを弾いたりしている謎なジャズピアニストに意見をいただけるのは非常に嬉しく、参考にすることが大いになる。基本無関心ですれ違わないのも普通なことが当たり前だ。だからとても参考になる。

しかもアート系ではなかなかこういった思考はできない。ビジネスに必要なことは情報のインプットで頭ではわかるが「人は実感しないと動けない」。

だから他人から言われて実感させる。これはかなり有効な強制的に自分を動かす新しい方法だと思うが、トークンにより実現しやすい実効性のある形だと思うが、これに共感得るのは今現在では難しい様にも思う。

今回はトークンと購入体験のセットが出てくれば今まで買おうと思わなかったものを買えるようになる、ということを考えたいと思う。

現金で感想を買えるか

カフェで打ち合わせといって会う。さて、ここにギャラ袋に五千円でもいれて、「僕のことに関する感想を売って下さい!」といったらどうだろうか。

確かにできないことはない。原稿用紙に丁重にきれいな字で書いてタイプして紙を渡せば良い、またメールでも良いかもしれない。

しかし物々交換のような形ではやりやすいが、こういった目に見えないようなものを買うのは少しあってないように思う。というより買いにくい。先方も売りにくいだろう。物を用意しなきゃいけない気もする。

ライブ体験といっているが、結局目の前にある楽しい時間を売っているので、意外と目に見えない体験ではない。飽きのこない二時間を売っている。しっかりと目に見える。2時間だ。時計でみんなが動く今、時間が見えないとはいわせない。しっかりとした同期通信。ライブ配信は電話。

(逆にアーカイブはかなり面白い。非同期のその人のコピーはこれからとても興味深い価値の創出だと思う。)

トークンと購入体験はセット

それよりその人が思っていること、とか非同期で繰り広げられる新たな情報価値に値段を付ける方が電子マネーや現金ではるかにむずかしいし、買いづらい。

電子マネーアプリを使い送金をするので「感想を売って下さい」なんてできないこともない。アプリで送金して感想はメールで受け取る?

トークンの使い方の肝は完全に購入体験にある。できないことはないけど購入体験をしっかりとデザインされたものが上手くいくに決まっている。

現金できないことはないけど、楽にできるもの、便利なもの、やりやすいものに移っていく。トークンという便利さに目がいくが大事なのは購入体験だ。

ブログで感想を買いてもらってそれをすぐにトークンを投げ銭で購入できる方が一番その「モノ」を買う購入体験にはあっている。最善であるかはまだわからないが、少なくとも今のところ。

トークンで家電を買う必要はない

トークンと聞いたりビットコインと聞いたりするすぐにそれで食事ができるの?とかスマホが買える様になるの?といったことになる。

そんなものは電子マネーでやれば良い。わざわざトークンで買う必要はない。トークンでもできないことはないが、そんなものは電子マネーでやればいい。以前に読んだお金2.0で経済圏は選択できる、共存していくというようなことが買いてあったが、その通りだと思う。

ペットボトルの所有権をトークン化して販売。確かにできるが、それを優先的にやる必要は全然ない様に思う。僕は自分の会社を上場した時の感情変化を売って欲しい。(買う方法は現在ではないが・・・)

電子マネーで目に見えない、今まだわからない、価値がでるものを買うことはないだろうし、一方でそれはトークンやもしかするとビットコインで買うことの方が当たり前になるはずだ。

なにより購入体験をデザインしてそれにあった形を作っていけば良い、感想ならブログ的な何かとチップ機能はとても便利だ。(何度もいうが今のところ)

目に見えない非同期な何か

逆に言えばそういったトークンと購入体験のデザインのセットが新たなものに価値を与えるプラットフォームになることも考えられる。何よりトークンで一番変わりそうなのが、今まで価値のつかなかった目に見えないモノにトークンで価値がつく、ということ。

未来はどう動くかわからないが、その価値がつくものに、例えば過去にやった実績の細かいプロセスの話題や、技術を習得したときの長いプロセスの中で気をつけた時の感情変化、など計測できるものが増えれば今はなんだかわからないもに価値がついていきそうだ。

しかし、一番価値がつきそうなのは先日も買いたが、自分でできることではなく他人による自分への目に見えない非同期な何かだろうとは思う。

現在で言うと自分の活動の感想をブログでトークンで買う、は今のところわかりやすい例な気もする、が、さてさて、未来はどう動くか。

「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝6:30〜コーヒーとジャズと演奏生配信。演奏動画にテキスト解説。みてるだけで音楽教養かも。かねこのジャズチャンネル。チャンネル登録よろしくね(✿︎´ ꒳ ` )↓

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