「"やめる"ならやめた後に何をするか決めてから。」イリイスト日記20日目 残り70日。
今日もバイアス解除のために三人称日記のイリイスト日記を書く。3ヶ月で効果は出るか。
だんだん客観的に見れるようになってきたような気もする。気がするだけ。どうなんだろ…。。
◇
どうなんだろう?
私がいったことではない。"彼"が言ったことだ。
三人称で日記を続けたところでバイアスが解除されるのだろうか、ということだ。
"彼"は定期的にそういったことを考える。大概そんな時期はそれを辞めたくなってきた時だ。
やめたところで他に何か良い案があるかといえばないのだ。
だけどやめたいとぼんやり思っている。ただやめても今より何かがよくなることはない。
ましてや自分でやりだした事。
他人から強いられていることならやめるて逃げるべきだが、自分からやったことから逃げ出して一体何をするというのだろう。
なんともなさけないがどうやら本当の話だ。
何かをやめたいなら、それをやめた代わりに何をしてそれを解決するか、それが決まっていないならやめるべきではないと思うのだが、それを"彼"にいっても聞く耳をもたない。
◇
"彼"はそんなことを考えながらラーメン屋に向かった。
世界で初めてミシュランの星をとったお店があると聞いていきたくなった。
日々、野菜を中心に味気のない食事をしているが"彼"は健康のために生きているわけではない。
むしろ、こんな時のために日々の食事は徹底しようとしている。
レストランまでいって「ダイエットしているので」と断ることは"彼"にとって人生の楽しみを意味を失う。
おいしい食事を食べる方が楽しい。だからそんな時のために日々の食事を徹底して罪悪感なしで気持ちよく食べる。
そこで美味しいラーメンを食べて満腹になって帰りの駅に向かう途中に、行列を見つけた。
パン屋だ。
ところで"彼"は最近パン屋にハマろうとして情報を集めている。
身近の食べ物で美味しいものがあるなら一度は食べてみたいとラーメン、おにぎり、お好み焼き、サンドイッチ、たこ焼き、色々めぐってついにパンにきた。
そんな並んでいるお店は有名店だった。
お腹がいっぱいだけどついつい"彼"も並んでパンをいくつか買った。
食べみた。こんなに口の中で溶けるようなクリームパンは初めてだった。
"彼"が知っているクリームパンは生地が分厚いパン。だから口の中で溶けるような味にはならない。
しかしパン生地が薄くクリームが溶けるように舌に広がるそのパンに感動していた。
お腹は痛いくらいにいっぱいになっている。普段とは大違いだ。
少し苦しそうだ。
いつも食べ終わると"彼" は言う。
「もう2度とこんな食べ方はやめる」
いつも"彼"はおいしいものを食べ過ぎたらそう言う。しかしきっと来月にはまた同じことを書いているに違いない。
その人生の意味であるおいしいものを食べる事をやめる理由ができてないからだ。
今日のジャズ配信はジャズアレンジの方法!明日からは2000~2010年代の曲特集。
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