かねこせんせーのジャズ日記。

ただジャズが好きなだけなかねこの自分との対話を書き記した日記。

後ろを振り返らなくても良い。

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最近ジャイアントコーンの濃厚ショコラ味に凝っているかねこです。明日は何味を食べようと考えているけど、過去に何を食べたかを思い出すのは苦手でもあります。

毎朝ジャズ演奏配信をした後に、練習配信をしている。その時に自分がどれだけ上手くなったか、というのはもちろん興味があることだと思う。だけど、こういうのは気にしないことにした。

これを楽しみにすることがそもそもの動機が削がれる原因になっているのでは、練習しながらそう思った。今日は振り返ることについて対話していきたいと思う。

 

思い出…(・・?)
実はあまり思い出というものに関して自分は重要視していなかったりする。もちろん故郷を思い出すことへの哀愁の感覚はわかるのだけど、過去を思い出すことの使い方に関して、必要以上に引き出しを出すのはあまり好んでいない。

過去に、故郷はきっと作られるんだろうな、という話を書いたことがある。10数年ぶりに地元に帰ったら記憶の半分以上が変わっており、その変化のプロセスが抜け落ちていることからそこにもう故郷を感じなくなった、という経験からきている。

 

故郷とは場所ではなく感覚かもしれない。と思った話。|金子将昭/毎日ジャズピアニスト|note

そんな僕だが過去にこだわることへの意味がない、と考えているからか、大きく捉えて過去に関することについてわりとドライに考えていることが多い。その1番の理由は過去は変えれないからというのが大きい。

過去は変えれない。変えれるのは未来だけ
変えれるのは未来のみで過去に起こったことはどう考えてもどうしようもない。それよりすぐに未来に向かって頑張るしかないと思っている。

知らないことによって頭を殴られるような経験もあるが、情報キャッチアップのやり方が悪いと思うしかない。

ただ、過去に関してドライに捉えてる考えが、たとえ今の現状が悪いとしてもその現状を良し、と捉える事にして、それからこれからのことを考える、という考えにもなっている。

 

振り返ることにも種類がある
現状から過去を振り返ることにいくつか種類はある。クリエイトのためは最も良い使い方と思っている。ノスタルジーの感覚を作品にする、というのは良いと思う。僕は今はブラジルのポルトガル語でいうサウダージという言葉にすごく惹かれている。

これは英語で言えばノスタルジーで日本語で言えば難しいが郷愁あたりだろうか。しかしどちらも最適ではないようだ。

おそらくこれは日本人が「生きがい」という言葉をすぐに理解できるが、他国からみると、生きることの使命や稼ぐこと、好きなことなどのいくつかの複合概念であるようなものだと思う。

こいうった言葉でブラジルの作曲家は多くの曲を生み出している。特にボサノバの最初の曲と一般的に言われている1958年の「Chage de Saudade」はとても美しい儚い曲で心を動かされる。

人の感覚をサウダージという言葉で言語化し、作品にしてしまう人々はなんて面白いのだろうと思ってしまう。

逆に現実逃避に使うのは大変苦手だ。ただし、自分が限界ギリギリでどうしようもない時には絶対使って欲しい。逃げ出すということは最後に大事なことだ。

僕は義務教育の頃にいじめに遭っているがインターネットやYouTubeがあったら逃げ出していじめがそこまで苦にならなかったかもしれない。

 

自分に合った悩み方で。|金子将昭/毎日ジャズピアニスト|note

 

自分で自分に憤りを感じているなら
限界ギリギリでもなく、だらっとしている自分に憤りを感じているなら振り返らない方が良いと思う。僕は自粛の最初はだらっとしたが、それからは戻った。

大学の後輩でいつも言い訳をいう、とても不思議な友人がいた。その彼は19〜20歳の時点で高校生の頃、俺はもっと努力しておけばよかった、と後悔していた。同級生には楽器の上手い人はいたからかもしらないが、本人はまったく努力していなかった。

事あるごとに「温泉とかいってのんびりしたいんですよね、なんだか疲れてて」というのが彼とあった時の会話の始まりだ。彼は基本帯には授業にも行かずにゲームセンターで中高生の友達が多い忙しいやつだ。

ネットで知り合った年下の無職の彼女に、仕送りで生きていて授業にも出ていない彼は「自分が何をやりたいか考えなよ、しっかり働かなきゃダメだな」と平気で言っていたのは逆に感心した。

このブログを読んでいる19〜20歳くらいの人は少ないかもしれないが、何歳でも過去を振り返って後悔する人は後悔していて、それを他人が見るとえー!と思う事はある。

 

振り返ることが好きではない
僕はそう言った経験からそれは何歳でも自分の現状に当てはまると考えている。20歳で高校を振り返って後悔する人もいる。それは40歳だったら良いか?60歳だったら良いか?たぶんどれも良くない。

そもそもそんな思考になるのがよくない。世間が用意した言い訳があると諦めやすい。自分の能力はそこまで過信してはいないが、自分は信じている。

練習を日々やっていて、上手くなってきたか、と比べてみることにあまり意味はないと思っている。日々自分が感じているできないこと、そして次にできたいことをこなしていく、それを楽しみながら、それで良い。

 

結果を見ないと動けない人にならない
そもそも成長した結果を楽しみたいのか?10000ptたまった!!!!!!と喜びたいのか。僕はそのプロセスで出会った人々との体験を楽しみたい。

だから上手くなるかどうか、何ヶ月で上手くなるか、そんなことを考えているようではすでに後ろ向きだ。振り返り前提。

「結果を見ないと動けない人」は、「答えを教えてもらわないと動けない人」くらいにこれからの社会には不必要になくなっていく。

そのためにこれからは目の前のことに集中する、ということが大切だ。この集中するということが一体どういうことなのか改めて注目していくことになるような気がしている。

以前には上手くなったかどうかを気にしてはいたが、それはおまけみたいなもので、それより次はあれをしたい、こんな練習をしたい、これを直したい、こう言ったことがたくさん湧いてくるのが嬉しい。楽しい。大好きだ。

そんなことしていたら勝手に上手くなっていたりするだろうが、そんなことはどうでも良い。自分の思い通りの音が弾けるようになれば良い。途中経過の結果なんて僕にとっては意味がない。今のこの瞬間どうか、だけが大事だ。

とはいえ活動はエンゲージメントを気にしたりもするのでそういっところはしっかり数字をみて、改善をするところは改善をしていきたい。

そういえばフォロワー数が過去にこれくらいだったなぁ、あの時は。なんて思いを馳せる時はないなぁ。それくらいに未来のフォロワーの方が大事なんじゃないだろうか。

振り返らずに今日も前を向いていこうと思う。ライバルは自分だ。こいつに勝つ。すぐにアイスを食べてだらけようとするからな。まったく。

「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝6:30〜コーヒーとジャズと演奏生配信。演奏動画にテキスト解説。みてるだけで音楽教養かも。かねこのジャズチャンネル。チャンネル登録よろしくね(✿︎´ ꒳ ` )↓

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毎日ジャズピアニストかねこ